午前中は自宅医院で診療。4日前から39〜40℃発熱が続いている10ヶ月の女児。毎日受診しているが、なかなか下がらない。月齢・症状・採血結果より“突発性発疹”と思うのだが、親にしてみれば40℃をこう毎日越えられると不安になるというもの。「今朝は・・・」と内心期待してると出てる!顔にブツブツがある!胸・お腹にもいっぱい出てる!昨夜から解熱もしていた。胸を張って「突発性発疹です!」家族と共に医療サイドも一安心。

午後からは市からの要請で1歳半健診に行く。場所は近くの保健センタ−。もう一人の開業医の先生と2人で健診にあたる。聞けば総勢90名の子供達。手際よく進めたいのだが、新人の保健婦さんがいるらしく計測に手間取っている様子。「何もこんなに多い日に新人さん使わなくても・・・」とちょっと恨めしく思う。途中かなり大幅に遅れ、さすがに責任者の保健婦が交代し、その後はスム−ズに流れ出した。

冬場で乾燥しているせいか、カサカサした皮膚の児が非常に多い。皮膚がカサカサに乾燥すると痒くなってくる。実際、ボリボリ掻いた痕がたくさんある。これは保湿剤を塗るだけで随分よくなる。保湿剤塗布の有無を尋ねると殆んどの母親が「塗っていません。でもよく掻いています」と答える。「じゃあ塗ってあげてね。掻いた痕もあるから・・・」とやんわり指導。でも心の中ではいつも思う“お母さんがそんなにキレイにマニキュア塗る暇があったら、お子さんの皮膚をケアしてね〜”決して口にはしない、心の呟き・・・

健診の最後に必ず何か質問はないか母親に尋ねる。するとある母親から面白い質問を受けた。「以前、髄膜炎に罹っていたらおたふく風邪がひどくなるから予防注射を打ったほうが良いと聞いたのですが、打ったほうが良いのでしょうか?」聞けば小児科勤務の看護師からのアドバイスだと言う。おたふく風邪のワクチンは有料。しかも価格が高いし100%予防ではないため母親も躊躇していた。その様な関連性はあまり聞いたことがない事を説明し、罹り付け医に相談するよう伝えた。このような根も葉もない説を医療関係者から聞けば素人は困惑するのは最もである。一体何を根拠にその説が成り立つのか、その看護師に聞いてみたいものだ。

帰宅後、父とバトンタッチし再び自宅診療。父はいくらか良くなっているが、明日の午前診を頼むため今日は体力を温存してもらう。昼からの発熱で数人が来院。高熱になれば明日インフルエンザ検査施行を伝えた。そろそろ増えてきたのかなぁ〜

明日は久しぶりに晴れとの事。しかし週末からはこの冬一番の寒気到来と、どの天気予報でも力説している。いよいよインフルエンザは流行るのか!そしてタミフル君は大活躍してくれるのか!

asukaさん、相互リンクさせていただきますね。今後の日記も楽しく読ませていただきます!これからもよろしくお願い致します。

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