最近、言葉の問題がよく取りざたされている。特に漢字は今の小学生にとって鬼門のようだ。“読み”は何とかできるが“書き”が苦手な傾向があるとの事。ワ−プロが普及したせいで自分で辞書を引く事も出来ない小学生が多いようだ。日本の言語って今からどんな変遷をたどるのだろうか・・・

漢字と同様“敬語”も没落の一途をたどっている気がする。外来で患者さんと接していても明らかに間違えていたり、いわゆる“タメ口”をたたく人も多い。以前は明らかに患者の親の方が年上だったが、私も随分年かさになってきたので2/3くらいは私より年下だ。でも年が上だ、下だ等にこだわらず、やはりそんなに親しくない相手にはまずは丁寧な言葉ではないかなと思う。同業者に方言を多用している医師もいる。確かにざっくばらんというか、親しみやすいかもしれない。しかし、私は患者さんと良い意味で一線を画して置きたいタイプ。あまり親しくなりすぎると見えていたものが見えなくなると思っている。方言を使わない事で「気取ってる」と言われるかもしれないが、今のところ路線変更は無い。

朝の連続テレビ小説「わかば」を母が気に入って見ている。しかし先日“あれッ?”と思うことがあった。ヒロインの母親や叔父に結婚の申し込みのため婚約者が訪れ、反対する叔父を説得していた場面だった。素敵なせりふを言っていたにもかかわらず、何か薄っぺらい感じがした。

婚約者は自分の事を「オレ」という一人称を使っていた。こういった改まった席での一人称は「わたし」ではないのだろうか?せめて「ぼく」を使って欲しかった。天下の国営放送N〇K、こんな事だから問題噴出するのだよ。誰も気づかなかったのかな?自分の私腹を増やす事に躍起になっていて・・・

綺麗な日本語のお手本になってね〜N〇Kさん。詰めが甘いですわよ〜。

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