診療中に大変なニュ−スを聞いた。また起こってはならない事故が起きてしまった。多くの方がその尊い命を犠牲にし、それ以外の方も負傷されているようだ。昼休みにその凄惨な現場の映像が映し出されていた。列車は溶けた棒状の飴の様に捻じ曲がり原形を留めていない。突っ込まれたマンションの階下部分も随分破損していた。

遠く離れた私ですらも目を覆いたくなる光景。近隣の人はさぞ辛い事だろう。

ひとしきり現場の状況を伝えた後、マスコミはこぞって“事故の原因究明”称して“犯人探し”を始めた。スピ−ドの出しすぎの脱線、そして運転士の名前・職歴・過去の経歴まで声高らかに報道している。
確かにその列車を運転していた者とその会社が責任の多くを担うのかもしれないが、実際にその瞬間を見ていないからには事故の経過の断定は出来ない。そしてこのように個人の名前が出てしまうと、まるで自分が正義の味方になったかのように、電話などでその家族を攻撃する心無い人が出てきてしまう。

今回の事故やその後の報道もそうだが、全てにおいて人は慎重にならなければいけない。私達も同様に診療以外でも自分の行動や言動には責任を持たなくてはならない。

今回の事故で犠牲になられた方々のご冥福を心からお祈りいたします。

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