快晴のお天気の中、J〇Lの仙台行きの飛行機は飛び立った。そして約2時間後、仙台空港に降り立った私は山形行きのバスに乗り込んだ。これがチェリ−紀行の始まりだった。

宮城交通の高速バスは一路山形へ。乗車人数はわずか7人。これで再三取れるのかな〜とちょっと心配。友人のI先生から「終点の1個前の停留所で降りるように、そしたら駅前だから」との指示があったので、素直にそれに従った・・・何処にも駅はない!デパ−トらしき建物の前にキャリ−バックと焼酎の甕を持った南国の旅行者がポツネンと立たされた。携帯でI先生に連絡するとどうも終点が変更になっていたらしい。そのまま歩いていけば駅前だからといわれ、ガラガラとキャリ−を引きながら歩く。実は左足の小指の爪が剥げかけてちょっと痛い。少しI先生を恨めしく思う。街並みはゆったりとしていてのどかな空気が漂っている。やたら「出羽桜」と「さくらんぼ」の言葉が目に付く。私の住む街でいうところの「明太子」みたいなものだろう。
何はともあれ、駅前に到着。今夜の宿泊は駅の上の「メ〇〇〇〇〇ン」

部屋の到着して程なくI先生から電話。下のロビ−まで迎えに来てくれていた。支度をして降りると次女のYちゃんと三女のMちゃんも一緒だ。見るからに純真そうなお嬢ちゃんたち。ややはにかみながらも「こんにちは」とお互いご挨拶。
I先生の運転でまずは簡単に山形市内を見て回る。I先生勤務の病院はなかなか立派な病院。病床数も聞けばかなりのもの、小児科の病床数も大学病院並みだ。そんな規模の一般外来・専門外来・病棟診察・当直業務などをこなし、今年からさらに研修医指導も加わるとなるとI先生の身体はいくつあっても足りない。忍者の様に分身の術を使わないとやってはいけない。少なくとも私とお酒を酌み交わせる程度には健康体でいていただきたいものだ。

車は次第に山道へ。桜がまだ咲いているという「野草公園」に案内される。ここは自然のままに様々な野草が生えていて今の時期には「山桜」の大きな木が見頃だそうだ。しかし異常気象の成果、ソメイヨシノが同時に咲いていた。「水芭蕉も綺麗に咲いているよ」とI先生が教えてくれた。I先生の凄いところは医学以外にも結構色々な事を知っている。この公園の中では「植物博士」になっていた・・・
YちゃんとMちゃんのお勧めのアイスクリ−ムを食した後はI先生のご自宅へ向かった。

ご自宅にはI先生の奥様と次男のY君が待っていた。奥様は優しそうでとても心の暖かそうな女性だ。私も奥さんをもらうとしたらこのような女性を・・・イヤイヤ私は男らしいとは言え、性別は女性だった。そしてまだ2歳のY君。とても愛くるしい。聞くところによると皆が可愛がるので仕事が忙しくてあまり会えないI先生のランクはY君の頭の中ではサッカ−ボ−ル以下らしい。かわいそうなI先生・・・
そうこうしているうちに長女のNちゃんが卓球の試合を終えて帰宅。そして近くに住んでおられる奥様のお父様もY君のご機嫌伺いに来られた。お茶をいただきながらしばしの歓談。初対面なのにそう感じない。
そして夕方になり、明日の再会を誓い合っていI先生に案内されて山形市内の日本酒処に繰り出す。さあこれからが本番!!

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