先日のお話。
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その日は空港は随分混雑していた。手荷物・身体検査が混雑すること見越して早めに搭乗口へ向かった。案の定、大混雑。航空会社の方が出発時間がまもなくなのにまだ手続きを済ましていない人を探して早めの手続きをするため、連絡してほしいと声を枯らして叫んでいる。そんな中、悪びれもせずにチケットだけを見せ「早く連れて行けよ」と言わんばかりに、地味に待っている行列の脇を案内されながらすり抜けて行く。むかつく・・・(怒)
機内へ入り席に着く。そろそろ出発時刻という時にアナウンスが入った。大混雑のため、まだ機内に来ていない人が40名ほど居るとの事。日本人の悪いところ。交通機関には時間の正確さを要求するくせに、自分達は平気で遅れる・・・(怒)
後ろの列に2人の御婦人が「遅れ組」としてあたふたと来て座った。着席と同時に離陸になったからほぼ最後だったようだ。機体が動き始めた…と同時に後ろからご婦人達の会話が聞こえてきた。耳を澄まさずとも聞こえてくる会話。エンジン音なんてそっちのけだ。仮にA婦人、B婦人としよう。どうも遅れた原因を二人で話している様子。
要約すると
<A婦人の言い分>
・A婦人がトイレに行った。
・出てきたら待っている筈のB婦人が居ない。
・ギリギリ待ったが出発の時間が迫ってきたのでBさんは先に上がったと思い搭乗口に向かった。
<B婦人の言い分>
・A婦人が出てくると思い、トイレの前で待っていた。
・待ったが出てこないためA婦人が倒れたかと思い、空港職員と一緒にトイレを探した。
・しかし居なかったため仕方なくギリギリまで待ち、搭乗した。
というのが事の顛末。
この行き違いに関して“自分は正しい”と延々と言い合うのである。B婦人にいたっては「私は貴女がトイレに入ったっきり出て来んしゃれんから、てっきり倒れでもしたっちゃなかろうか?て心配したとバイ。空港の人に言うてばくさ、一つ一つトイレのドアば叩いてもろうて『Aさ〜ん』て私は呼んだし空港の人も『A様でございますか』って聞いてくれよんしゃった。」と如何に自分が相手を探したかと切々と訴えるのである。でもA婦人が「私はそんなにトイレで時間をとらなかったから待っててくれたらすぐわかったのにね〜」というと鼻息荒くB婦人は「私はず-っと前に居った」と頑として譲らない。結局、着くが着くまで延々と論議され私が“この二人は今からの旅行は出来るのか?”と案じ始めたころ、最後にとうとうA婦人が折れた。「では旅行中はトイレでも何でも片時も離れないようにしましょう」
(無理やり)聞かされていた私の見解としては、きっとB婦人が「じっと待たず」に「ちょっとだけウロウロ」したに違いない。でもその“ちょっと”はB婦人にとっては“ずっといた”に組み込まれているのだろう・・・きっと彼女達の座席周囲の者全員そう思っているに違いない・・・(納得)
とりあえず彼女達に「ボン!ボヤ−ジ!!」と言いたかった。
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その日は空港は随分混雑していた。手荷物・身体検査が混雑すること見越して早めに搭乗口へ向かった。案の定、大混雑。航空会社の方が出発時間がまもなくなのにまだ手続きを済ましていない人を探して早めの手続きをするため、連絡してほしいと声を枯らして叫んでいる。そんな中、悪びれもせずにチケットだけを見せ「早く連れて行けよ」と言わんばかりに、地味に待っている行列の脇を案内されながらすり抜けて行く。むかつく・・・(怒)
機内へ入り席に着く。そろそろ出発時刻という時にアナウンスが入った。大混雑のため、まだ機内に来ていない人が40名ほど居るとの事。日本人の悪いところ。交通機関には時間の正確さを要求するくせに、自分達は平気で遅れる・・・(怒)
後ろの列に2人の御婦人が「遅れ組」としてあたふたと来て座った。着席と同時に離陸になったからほぼ最後だったようだ。機体が動き始めた…と同時に後ろからご婦人達の会話が聞こえてきた。耳を澄まさずとも聞こえてくる会話。エンジン音なんてそっちのけだ。仮にA婦人、B婦人としよう。どうも遅れた原因を二人で話している様子。
要約すると
<A婦人の言い分>
・A婦人がトイレに行った。
・出てきたら待っている筈のB婦人が居ない。
・ギリギリ待ったが出発の時間が迫ってきたのでBさんは先に上がったと思い搭乗口に向かった。
<B婦人の言い分>
・A婦人が出てくると思い、トイレの前で待っていた。
・待ったが出てこないためA婦人が倒れたかと思い、空港職員と一緒にトイレを探した。
・しかし居なかったため仕方なくギリギリまで待ち、搭乗した。
というのが事の顛末。
この行き違いに関して“自分は正しい”と延々と言い合うのである。B婦人にいたっては「私は貴女がトイレに入ったっきり出て来んしゃれんから、てっきり倒れでもしたっちゃなかろうか?て心配したとバイ。空港の人に言うてばくさ、一つ一つトイレのドアば叩いてもろうて『Aさ〜ん』て私は呼んだし空港の人も『A様でございますか』って聞いてくれよんしゃった。」と如何に自分が相手を探したかと切々と訴えるのである。でもA婦人が「私はそんなにトイレで時間をとらなかったから待っててくれたらすぐわかったのにね〜」というと鼻息荒くB婦人は「私はず-っと前に居った」と頑として譲らない。結局、着くが着くまで延々と論議され私が“この二人は今からの旅行は出来るのか?”と案じ始めたころ、最後にとうとうA婦人が折れた。「では旅行中はトイレでも何でも片時も離れないようにしましょう」
(無理やり)聞かされていた私の見解としては、きっとB婦人が「じっと待たず」に「ちょっとだけウロウロ」したに違いない。でもその“ちょっと”はB婦人にとっては“ずっといた”に組み込まれているのだろう・・・きっと彼女達の座席周囲の者全員そう思っているに違いない・・・(納得)
とりあえず彼女達に「ボン!ボヤ−ジ!!」と言いたかった。
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