ある姿

2005年8月25日 日常
昨日のニュース。オーストラリアに爬虫類密売目的のため、37匹の爬虫類を持ち込もうとした40歳の日本人男性が拘束されたとの事。オーストラリア大陸には珍獣が多くその保護のため外来種の生物の持ち込みは非常に厳しいらしい。そのためこういった爬虫類は特に高い金額で取引されるそうだ。

持ち込み方がまたビックリ。シャンプーのボトルに蛇7匹、スーツケースにニシキヘビやエリマキトカゲ、大イグアナなど詰め込んでいたそうだ。X線で彼らの骨が写ってあけて・・・ギョエ〜!
しかしどうやって詰めていたかは定かではないが、エリマキトカゲはニシキヘビの横で怖かっただろうな〜ちょっと気の毒。でも機内では荷物庫に置かれただろうから、マイナスの世界。皆、変温動物だからきっとジーッとしてたのね。

でも動物をこんな風に扱って儲け様なんて許せない。きっとバチが当ったのだろう。

私のマンションの近くに商店街があり、その中にポツンと一軒だけ「キャバクラ」が何故かある。かなりチープな感じのお店で、前においてある女の子の名前も手書き。でもいつも冴えない感じのオジサンが蝶ネクタイして客引きに立っている。車でその前を通るわけだが、一体利用者がいるのかな?と思わせられた。ある時、お店の前に柴犬もどきの雑種犬がつながれていた。「えっ」と思ってたら次に見たときはちゃんとした犬小屋が出来ていた。客引きのオジサンがどうも面倒見ているようだ。時折、犬に話しかけたりして何となく微笑ましい。

随分日が経ってからまたその店の前を通ると犬小屋に
「赤ちゃんがいます。ビックリしますので覗かないで下さい」
と札が下がっていた。いつの間にか、赤ちゃんを産んでいたようだ。あのオジサンが取り上げたんだろうか?

子犬は3頭。可愛い盛りになるとまた別の札が下がった。
「里親を探しています。連絡先は・・・」
時折近所の子供も子犬を見に訪ねてきているようだ。その応対をしているオジサンを見かけた。そしてどうやら里親は見つかったようだ。

このお店にとってその犬が看板犬になるわけでもなく、ただそのオジサンの心一つで飼われている。決して社会的に褒められた職業ではないけれど、このオジサンは心根の優しい人に思えた。そしてこのワンちゃんも幸せだと思った。

動物を法を犯してまで儲けの対象にする人もいれば、無償の愛で飼う人もいる。先のニュース聞きながら、あのオジサンとワンちゃんが並んで立っている姿をふと思い出した。

ぱうぱう様 ご同業者の方のようですね。もう少し日記を読ませて頂いてからリンクを検討させてくださいませ。

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