社会が狂っているとしか言いようのない事件が相次ぐ。毎朝、新聞を開くのが気が滅入ってしまう。被害者のご両親の気持ちは計り知れない悲しみでいっぱいだろう。

その一方で我が子を手にかけたり、虐待したりする親もいる。親になりきれない“こどものような”親もいる。少しずつひずみが出てきているのだろうか?

戦後、日本は急速に発展した。豊かな生活を手に入れた分、何かを忘れたのだろうか?いや失ったのだろうか?

急速に発展した後は急速に衰退するのだろうか?常識が常識でない世の中、もっと皆、危惧すべきではないのだろうか?

灰色の未来しか予測できない。

コメント

おのぞ
おのぞ
2005年12月10日16:43

虐待に関しては、一時は、私もその渦中にいたので、とても辛いです。子供に手をあげたこと、心を傷つけることを繰り返してきましたが、私の場合は、主治医はじめ、娘の療育の先生方、保育士の先生方、たくさんの人々に支えていただき、なんとか乗り越えてきた、というところです。
虐待をしてしまったことは、私自身の過ちであり、私の弱さのなせるところだと思いますが、一方で、自分の生育歴にも思い当たるところがあります。
母が言うのには、母たちが子育てしてきた時代は、自分たちが生きていくのが精一杯で、子供の心の中まで思い及ばなかったということです。私の友達も、虐待まではいかないが、ヒステリックになりがちで、そんな自分に激しく落ち込むといっていますが、彼女の場合も、両親が忙しく、寂しかったと言っています。親のせいにするわけではないのですが、いま、小さな子供を虐待死させる若い親たちの子供時代は、家庭環境どうこうではなくて、時代が急速に発展していくなか、生活に追われた親たちによって、心のケアを十分にされてこなかったのではないか?と思います。学校教育も偏差値至上主義の競争、人と違うことを認めない、そういう社会で育ってきた世代が、いま、親になっているということではないでしょうか。
私たちの親の世代(戦争体験者)にすれば、ものが十分にあって、食べるのに困らないのに、なにが不足なんだ?という気持ちかもしれません。物質的に豊かになることを追い求め、「こころ」を置き去りにしてきたツケを、いまの小さな子供たちが払わされているとしたら、こんな悲しいことはありません。
明るい未来を取り戻すのは、一朝一夕にはいかないでしょう。特効薬もないでしょう。私たちにできることは、精一杯、目の前に居る子供を愛情のすべてを注いで育てることしかないですね。

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