夜間や休日のこどもの病気の対応についてインターネットを使って親に伝えるというシステムが開設されるらしい。症状を選んでクリックしフローチャート式にすすめていき、最終的にお家で様子を見てよい〜救急車で直ちに来院まで指示してくれるというありがたいネットサービスである。
「核家族等が増え家庭内で教えてくれる人が居ないため親達の不安が大きく今回の開設となった」そうだ。
救急病院などの一見状態の臨床の現場で私達小児科医が「○○の時は△△すればよいですよ」と助言しても訝しげな顔をされる事は少なくない。でもネットなら納得するのだろうか?安心するのだろうか?疾患と言うものはそのような簡単にいきつく結論で理解されてよいのか?
核家族とはいえ、日中に具合が悪ければ病院に連れて行くのは解る筈だ。でもそれをはしょってせずに夜になって不安になって病院を探し回るという状況はどう解釈すべきなのか?まずは昼間の病院にかかる事を何故奨励しないのか?夜間の救急病院で朝から具合が悪い児を何故今まで様子見ていたかを尋ねると、主婦の母親でも自分の用事があったからと答えられると二の句が告げない。ましてや具合が悪い児を親達が行きたいからと大型商業施設や旅行に連れまわすのは、やはり誰かが教えてあげないといけないのか?
ネット、ネット、ネット。ネットに振り回され人としての質はどんどん落ちていく。朝のニュースに気が滅入らされた。
「核家族等が増え家庭内で教えてくれる人が居ないため親達の不安が大きく今回の開設となった」そうだ。
救急病院などの一見状態の臨床の現場で私達小児科医が「○○の時は△△すればよいですよ」と助言しても訝しげな顔をされる事は少なくない。でもネットなら納得するのだろうか?安心するのだろうか?疾患と言うものはそのような簡単にいきつく結論で理解されてよいのか?
核家族とはいえ、日中に具合が悪ければ病院に連れて行くのは解る筈だ。でもそれをはしょってせずに夜になって不安になって病院を探し回るという状況はどう解釈すべきなのか?まずは昼間の病院にかかる事を何故奨励しないのか?夜間の救急病院で朝から具合が悪い児を何故今まで様子見ていたかを尋ねると、主婦の母親でも自分の用事があったからと答えられると二の句が告げない。ましてや具合が悪い児を親達が行きたいからと大型商業施設や旅行に連れまわすのは、やはり誰かが教えてあげないといけないのか?
ネット、ネット、ネット。ネットに振り回され人としての質はどんどん落ちていく。朝のニュースに気が滅入らされた。
コメント
私は、至極単純に、乳幼児医療の補助を診療時間内に限る、それ以外は3割負担ってことにするのがいいんじゃないのかなと思うのですが、それでは駄目なんでしょうか。
特別な疾病などの場合は、手続きすれば還付されるのです。
病気は24時間いつかかるかわからないんだぞっていう反対の声が聞こえそうですが、1万円ほどのお金を払えばいつでも診て貰えるわけだし、お金か子供の命か、親が考えて選択すればいいって感じで。乱暴すぎるでしょうか。子供の命が関わっているのに、それくらいのお金も払えなくて病院にいけないって人は、違う保護が必要でしょう。
我が家の場合は、長男が小学生になったとたんに、時間外どころか時間内でも、病院そのものに殆どかからなくなりました。丈夫になったのもあります。風邪でもいのちに関わるような重い疾病や障害のあるケースは、個々にフォローしていくのは、現実的ではないのでしょうか。