久しぶりの連休で心身ともにゆったりと過ごす。

取り立てて目的のない市内のデパートのウィンドウショッピングがほんの少し違うだけで楽しいものになる。雑踏の中に一部と化している自分が心地よいのがとても不思議。

SBでカプチーノを飲みながら穏やかな時間と空気に包まれる。ほんの数ヶ月前まではこんな平穏は想像し得なかった。家族や友人、私を支えてくれた人への感謝を改めて感じた。

少し甘めのカプチーノもこうしてみると美味しいのかも・・・

嬉しくって流した涙。そんな涙は初めて流した。

やりきれない事を耳にした。憎む気持ちはわかないが、何となくやりきれない。

すっきりしない気持ちをかき消すように友人のM女史と食事に出掛ける。偶然M女史の高校の同級生と席を一緒にする。楽しいお喋りに興じているうちに静かに夜は更けていった。

悪魔に心を売って真摯な思いを踏みにじり、卑しい顔つきに成り下がってでも手に入れた輝き放つ王冠。手にとって至福の気持ちに浸り、その美しさを賛美し、勝利の美酒に酔いしれる者は気づかない。その王冠が金メッキで剥がれかけている事を。そしてその姿がとても醜いことを。

人として真摯に誠実に誰も裏切ることなく欺くことなく生きている者だけがその価値を知っている。

一見優しそうで邪気のない笑顔を見せていても、常に何かが潜んでいる気がしてならなかった。喪が明けぬうちの婚約発表から付き纏っていた彼らの行動の違和感。ここにきて「あ〜やっぱり」と思わされた。

かといって、心を閉ざしている人にも純粋な気の毒感は持てない。確かに想像し得ない孤独感や閉鎖感が負担になっているとは思うけど、ある程度覚悟はしての決断だった筈。しかも常人よりはるかに見識高く明晰であったから、軽はずみな決断ではなかったと思う。そんな賢人とは思えない今の行動。心の疾病はあるにしても、最近は少々我儘な印象もぬぐえない。

あの世界の中で唯一尊敬に値するのは、初めて民間から入られた方。最近はその笑顔が神々しくも見える。今よりさらに形式ばった辛い日々だったであろうに、何事も無かったかのように楚々と振舞われていた。ご自身大病をされたり、知られていないご苦労もあったと思うが、その片鱗も見せられない。けれどその辛抱たるや想像しがたく、孤高の人として耐え抜かれたのだろう。

私も含め現代人は“耐える”ことを怠っている。そして“慎み深さ”を失っている。出し抜く事をばかり考えてはいけない。
三者三様、その生き方の顛末は一体どうなっていくのだろうか。

ホルモンバランスの関係でここ数日の眠たさといったら尋常じゃない。ナルコレプシーかと思うほど身体が睡魔に覆われている。

春眠、暁を覚えず・・・にはまだ早過ぎる！！
そんなとある冬の日。心穏やかな日を送れる幸せに感謝する日。

昨日は「キラキラ」したお日記だったが今日は「ギラギラ」日記。

先日ある友人を介して、ある方と知り合いになった。このある方は元々間接的には存じ上げていたが、実際にお話しする事は無かった。ここ最近、ご縁があって何度か席をご一緒させて頂いた。

私とほぼ同年代のこの方、とっても「ギラギラ」オーラなのだ！
「俺に惚れろよ、でもちょっと危険だぜ〜」ってオーラがレーザー光線のように放たれているのだ。外観も男らしくビシリと決め決めで寸分の隙も無いといった様子。現代の若者達のように中性的でパッと見、性別がわからないような男性よりも私は好感は持てる。でもこんな沢山の熱量の「ギラギラオーラ」、熱すぎて誰も近寄れない〜〜。

「ギラギラオーラ」かなり浴びて、もてあまし気味な私。ちょっと隙を見せた方が、もてそうなのに・・・小さく心の中でアドバイス。

どやどやと慌しい日中を過ごす。瞬く間に目の前を過ぎていく時間と空間。

今夜はちょっとお出かけ。キラキラした贈り物付きの夕食を頂く。照明を落とした中でも、ほんの少しの光量をキャッチしてキラキラ輝いているそれを美味しく頂く。口の中で馥よかな香りが満たされ、スルスルと私の身体へ溶け込んでいく。見た目も美しいが、自然の創り出した艶やかな香りはやはり最高。

今夜は艶やかなひととき。ささくれ立っていた心に暖かく染み入る。

先週とは打って変わって今週は暖かかったせいか、久しぶりの土曜日まったり外来。でも週末から寒くなるそうだから、まだまだインフルエンザの勢力は侮れない。

午後雑務を片付けて夜は友人と美味しい「○岡○」で夕食をとる。ここのところ日本酒続きだったので久しぶりに焼酎のお湯割を楽しむ。

途中から仕事帰りの友人二人と合流、カラオケに興じる。なんてことはない週末の夜だが、去年のこの季節の私からするととても楽しい時間。去年の事があったからこそ、さらに楽しく感じられるのかもしれない。ふとそう思いながら熱唱する夜は更けていった。

相変わらずHモン問題関連ニュースが報道されている。やれ独居房の中はどうだとか、一日どうやって過ごしているかとかくだらない内容ばかり。ロス疑惑のM氏にも“独居房”についてコメント聞いていた。

持ち上げたり落としたり、人間の嫌な部分が丸見え。

テレビにとても幻滅する今日この頃。

先日、能楽師の知人から楽器の一つである太鼓を見せて頂いた。間近に見る初めての楽器。一緒に見ていた知人のO氏と共に興味津々の視線。

一番驚いたのは通常は各パーツに分かれていて、毎回紐で組み立てて使うということ。O氏と共に「へぇ〜〜」

「気温や天候によって音が違ってくるので、それぞれを選ぶんですよ。また絵柄とかでもその場に合わせて選びますね」と穏やかに教えてくれる能楽師某氏。そして楽器自体は400年前があったりと古道具屋さんなどで購入されるとの事。かなり、こだわりがある様子。また組み立てる時も力がいるようだ。組み紐は元々、麻を使うそうだが一部ナイロンを併用していると説明する某氏の言葉にちょっと疑問を感じ、口にした。

「せっかく色々こだわっているのにナイロンいいんですか？」

それまで穏やかに微笑みながら説明されていた某氏、虚を突かれた模様でウッと言葉を失っている。「強度がやはり麻よりナイロンの方が良いし・・・毛羽立たないし・・・」としどろもどろに答える某氏に追い討ちをかけるように
「でも気温や天候で変わる音ならナイロンだとどうなんですかね〜やっぱり麻の方が良い音出るような気がするんですけど」
と容赦ない私（この時アルコール入っていたので大胆になっていた）。
さらに虚を突かれた可哀想な某氏は「では今度から麻にします・・・」としょんぼりしていた（ウゥッ！可哀想・・・）

何気ない言葉が虚を突いてしまった・・・この場を借りてごめんなさいませ(ペコリ)

今日はとても嬉しい日。慶びの日。友人の、近しい人の気の置けない人の笑顔が心にしみわたった日。

あっという間に一月も終わり。そして依頼されていた原稿の締め切りも今日。準備の悪い私はお尻に火がつかないとやらないタイプ。ここ数日スペースシャトル並みの火力だったが、今朝からはさらにヒートアップ！！頭から蜃気楼が出そうな勢い。

午後ようやくメールで送信。火種はかなり鎮火したが、消えきってなかったらしく夕方“キツイ女”と化す。ひとしきり毒を吐いたところで、罪悪感が芽生え、美味しいチーズケーキでこらえてもらった。

夜は美味しい日本酒と烏賊のワタ焼き。激動の(?!)一日を終えた。

外来に出ずっぱりだとインフルエンザや嘔吐下痢のロタウィルスや、今シーズンはご丁寧に夏カゼのアデノウィルスまでいるから多種類のウィルスベールに包まれているみたいで、かなり自分としてはこのシチュエーションはキモいのである。

でも外出するたびに毎回シャワーを浴びるわけにもいかず、結局はそのまま出掛けたりする。私は秘かに“バッチイ”のかもしれない・・・

忙しさのあまり、馬鹿なことを考えてしまう。

TVや新聞は相変わらずHモン関連の話題ばかり。例の多人数の女性と同居していたオジサンの話はほんの一瞬で終わり。

世の中も変。私の頭も変。変つながりでこの日記も“変”ということでオチ(苦笑)

この時期、非常に心の負担は「インフルエンザ」に対する対応。マスコミがあたかも「一刻も早く飲まないと治りません！」的な報道をするものだから、熱が出たと同時に血眼になって来院してくる人も多い。

ここでホイホイとタミフル処方したり、請われるがまま迅速検査をすれば荷も軽いのだろうが、そうすると自分が堕落したようでどうも出来ない。実際、「予防にどうぞ・・・」なんて病名つけて処方してあげている(?)超親切な(?)優しい(?)開業医もいるらしい。

悪魔に心を売ればお金儲けは容易いのかもしれないけれど、今世間を騒がせているHモン問題だって、その付けが廻ってきただけかもしれない。

地味で真っ当な人生こそ得がたいもの。

今夜初めてフラメンコを生で見た。正直、心の芯から感動した。

フラメンコギターの寂しげで切なげな音色をダンサーが情感豊かな表情を身体全体で表現していた。静と動。一見、動のほうが激しい感情かと思いきや私には“静”のほうが情熱を感じた。

静かな情熱ほど人を突き動かすものはない。炎をあげて燃え盛るよりも炎をあげずに真っ赤になっている炭のほうがはるかに温度は高くいつまでも静かに火を絶やさない。

心の中の静かな情熱。誰も知らない私の静かな情熱は絶やさない。

辛い事の最中は「もう二度と笑顔になれない」「幸せなんて訪れない」と思い込んでしまう。負の感情が心の中を支配し、澱んだ世界へ沈み込む。出口のないトンネルに入って出て来られないとも思う。

時がたち心の傷が癒えた頃、ようやく傷口がふさがった頃にひょんな形で明るい光が差し込んでくる。明るい光は様々なキラキラしたものを一緒に連れ立って来たり、後から呼び寄せてくれたりする。澱んだ世界から引っ張りあげてくれて、心を占拠していた負の感情を陽の感情が追い出してくれる。

辛い事を乗り越えてこそ見えてくるものがある。味わえる幸せもある。一日一日を大事に幸せを噛みしめて生きていく毎日。

決して出てきた時からスキではなかったH氏。でも逮捕された後、こんなにもマスコミが叩きまくるとは思わなかった。今までだって彼の生い立ちなんか随分報道してきた。でも同じ人とは思えないくらいの扱い。寵児の時は「そんな斜に構えた幼少期」すらも彼の六本木寵児の秘訣とされてきた。でも今はどうだ。堕ちてしまったのは彼の今までの育てられ方、生き方だと。つい最近までもてはやしていたのに・・・

マスコミさん、貴方達は随分彼に視聴率の恩恵被ったでしょ？庇えとは言わないけれど、あんまり手のひら返し激しいと物凄く卑しく見えるよ。

大きな声で言いたい！！

すっかりおさぼりしていたBLOG。忘れていたわけではないけど、何かしらPCに向かう時間が無く、また向かわなきゃって気持ちが少し萎えていた。でも一度始めた事。継続は力なり・・・続けなきゃ！！

通常、流行疾患は保育園ではその流行はありえるが、幼稚園では理論的にはありえない。なぜなら保育園は働いている母親が対象であるし、幼稚園は早々と帰宅するので家に居る母親、もしくは常に家に誰かがいる家庭ということになる。

だから具合が悪かったら、例えば前の日に熱を出したりゲロゲロ吐いたりしていたら、じゃあ翌日はお休みしましょう・・・と幼稚園児はなってもおかしくない。というか、今まではそうだった筈だ。

でも今は違う。幼稚園でもアデノウィルスやインフルエンザ、嘔吐下痢なんかも大流行したりする。それは何故かというと、診療の場でよく聞く言葉「だって子供が行きたいって言ったんです」

発熱しているのに我が子が行きたいって言ったからといってどうしていかせるの？？と目が点になる。ましてや「家に居てもらうと私のストレスが溜まるから行かせました」ってオイオイって感じ。そりゃ、毎日一緒だと大変かもしれないけど病気の時くらい一緒にいてあげましょうよ・・・と言いたくもなるが、グッと堪える。

子供の気持ちを尊重するのもわかるけど、親が指南してあげなくてはいけない事一杯あるのに・・・つきたくない溜息が危うく出そうになった。